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式を使用することで、レポート内のコントロールに値を設定したり、特定の条件に応じてプロパティの値を変更することができます。[プロパティ]タブで値を設定する際に、[式エディタ]ダイアログを使用して式を設定することができます。式はすべて等号(=)で始まります。

たとえば、TextBoxにフィールドの値を設定する式は次のようになります。

=Fields!LastName.Value

式エディタダイアログ

このダイアログでは、レポートやプロパティに設定したい式を一覧の中から選択することができます。コントロールのほぼすべてのプロパティについて、プロパティのドロップダウンリストから[式…]を選択することで[式エディタ]を表示することができます。

式エディタ]ダイアログで式を作成する方法について説明します。

  1. [式エディタ]では以下のフィールドを設定することができます。

    • 定数 - TextDecorationプロパティやBorderStyleプロパティのように、列挙値を持つプロパティにおいて設定可能な定数です。

    • 共通フィールド - レポートの各プロパティに提供される実行時の値です。ページ番号、レポート名などの値を式エディタを使用して、編集することができます。

    • パラメータ - レポートに設定されているパラメータの一覧です。レポートにパラメータが追加されている場合、リストからパラメータを選択することで、そのパラメータの現在の値を取得することができます。

    • データセット - レポートに関連付ける各データセットの全フィールドです。しかし、現在のデータセットスコープに入らないフィールドの場合は、その合計や最初の値のみを取得します。

    • 演算子 - 算術、比較、連結、論理/ビット、ビットシフトなどの式を作成するための演算子です。

    • 共通の関数 - データ領域のコントロールやグループ、データセット内でデータを操作するために、式に関数を使用することができます。

      CumulativeTotalを除くすべての関数には、集計の対象となるスコープがあります。スコープで、その関数の集計の対象とするグループやデータ領域、データセットを決定します。
      スコープパラメータを指定しない場合(デフォルト)、スコープはレポートのコントロールが属する最も内側のグループになります。
      スコープパラメータを指定する場合、パラメータには別のグループやデータセット、データ領域の名前を指定できます。ただし、スコープパラメータには、関数を設定するレポートコントロールよりも外側のグループしか指定できません。

    • 見出しマップ - 「DocumentMap.Path」の式は、レポートのTableOfContentsのメンバのラベルを定義します。「=DocumentMap.Path & " General Information"」という式をレポートのTableOfContentsと関連するコントロールのLabelプロパティに定義した場合、[全般]ページに設定した情報が、対応するTableOfContentsのメンバのラベルとして表示されます。

    • テーマ - 利用可能なテーマを表示および設定できます。

    • レポートアイテム - TableやTablixのセルなど、デザイナ面に配置されているすべてのTextBoxコントロールを使用することができます。

  2. ダブルクリックして、選択したフィールドを[]プロパティに追加します。[]プロパティは有効な式の形式のフィールドを表示します。[]プロパティを選択することで式を編集することができます。

  3. 保存]を選択して式を保存するか、[キャンセル]を選択して式を保存せずに[式エディタ]を閉じます。保存された式は各プロパティにも表示されます。

式を使用したデータ編集

そのままの状態ではレポートに表示できないデータの場合、式を使用することで意図する内容にデータをカスタマイズして表示させることができます。式の設定方法の例をいくつか説明します。

フィールドと文字列を連結する

フィールドを文字列と連結し、他のフィールドとも連結することができます。たとえば、次のような式を設定した場合、結果は「Customer Name: Bossert, Lewis」となります。

="Customer Name: " & Fields!LastName.Value & "," & Fields!FirstName.Value

条件付き書式

色、フォント名、罫線などのプロパティの場合、式を使用することで、特定のフィールドが条件を満たす時のみデータを強調表示することができます。条件付き書式を定義するには、以下のような式を設定します。

=iif( Fields!YourFieldName.Value operator "比較する値", "条件を満たした場合、この値を使用する。", "それ以外の場合は、この値を使用します。"

たとえば、テキストボックスの[Font> FontWeight]プロパティに次の式を入力すると、「Denise」という名前の時のみ太字で表示されます。

=iif(Fields!FirstName.Value = "Denise", "Bold", "Normal")

関数

式の中には、いくつかの集計、および関数を使用することができます。累計、母集団分散、標準偏差、総数、最小値、最大値のような関数が提供されています。たとえば、下記の式を使用して社員の数を計算することができます。

=Count(Fields!EmployeeID.Value, Nothing)